摂食嚥下(せっしょくえんげ)
日曜日の朝から車をクリニックの駐車場に止めて、市役所の横に隣接する中央文化センターに向かいました。
本日は医師会と稲城市共催の「摂食嚥下について」の市民向け講演会を聞きに来ました。
講師は世界で初めて口腔専門リハビリテーションクリニックを開設した菊谷教授です。
菊谷先生には歯科医師会でいつもお世話になっているので、オヤマは講演前に控室に伺いご挨拶をしてから座席につきました。
以前に一度だけ菊谷先生の講演は拝聴しましたが、今日は市民向けという事で内容も非常に分かりやすく楽しいご講演でした。
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開会の挨拶と講師紹介は医師会会長K先生 |
「摂食嚥下」とは分かりやすく説明すると「食事を口に入れ呑みこむ動作」を意味します。
日常生活で当たり前ですが、この呑む込むことが上手にできないといろいろと健康を害することとなります。
お口からは食物以外にも呼吸する為に空気も取り入れる訳ですが、これが咽頭を通って食物は食道から胃へ空気は気管から肺へ送ります。その時誤って食物などが気管に入ってしまう事を誤嚥(ごえん)といい咳こんだりやむせたりします。さらにその反応がうまく出来ないと誤嚥性肺炎を誘発したりや窒息することもあります。場合によってはこれが原因でお亡くなりになられる事も多いのです。
ご高齢などによりお口の機能(摂食嚥下機能)が弱っている方への対処方法や機能向上など多くの事を学び、歯科医師としてあらためて健康増進に寄与する大切さと職務の必要性を再認識した講演会でした。
また本日は一般市民の方以外にも介護施設の方などご高齢の方をお世話をする人も多く来場されていました。