日曜日の朝から多くの先生方が2年に一度行われている救急対応の講習会に集まりました。
講師は我々歯科医師会が委託運営してる多摩市障がい者歯科診療所の指導医で歯科麻酔学講座の准教授です。
毎日の診療において、正直遭遇したくはありませんが患者さんの急変に対応する為に診療室には救急薬を常備しております。
血管迷走神経反射、急性低血圧、高血圧性緊急症、てんかん等の痙攣、虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)、気管支喘息、過換気症候群、低血糖発作、脳血管障害など診療室で想定される様々な病状(偶発症)の診断と対応薬剤を改めて確認しました。
最近ではアレルギーが原因とするアナフィラキシーショックに対するアドレナリン(エピペン)筋肉注射は一般の方でも知られるようになりました。
しかし偶発症が発生した場合、まずは病状確認とバイタルチェックそして救急搬送の手配が最重要です。
最初の1時間30分は病状に応じた救急薬についての講義です。 |
続いて心肺蘇生実習 |
マネキンを使ったAED実習 |
麻酔学講座の若きドクターの実習を受けました。 気道確保そして頸動脈の触診から呼吸確認 |
歯科麻酔科医の心臓マッサージ 彼女は大学病院以外で既に数症例の救急蘇生を経験しています。 |
また、一次救命処置(BLS)は昔から一般的に推奨される救急蘇生A(気道確保)B(人工呼吸)C(心臓マッサージ)があります。
人工呼吸は嘔吐による気道閉鎖や感染を考慮して現在では最優先処置ではなく可能な範囲という事になっているようです(医療従事者は必須)。
そして心肺蘇生には心臓マッサージとAEDが非常に有効であります。