2012年7月4日水曜日

研修会


本日、歯科医師会学術部主催で研修会が開催されました。
内容は「ビスフォスフォネート(BP)製剤関連顎骨壊死の現状と対策」
と題して東海大学八王子病院の准教授をお招きしての研修会です。

このビスフォスフォネート(BP)製剤とは、一般的には骨粗鬆症の予防薬・治療薬として最近では広く使われています。
その他にはリウマチやがん患者の骨転移の治療薬としても普及しています。

薬剤効果も高く、今後も製薬の改良研究が期待されるところではありますが、
我々歯科診療をする医療従事者にとっては、頭を悩ませるものです。
この治療薬を注射・服用している患者さんの歯科的治療の際、抜歯や骨形成やインプラント等の外科処置の後に顎の骨に異常が見られることがあります。
まだまだ頻度的には少ないのですが、当然治療には安全を確保して最善を尽くすものなので現状を正しく把握するすることも大切です。

今後も処方された医師と十分に連携をはかり、患者さんの全身状態を熟知した上での加療が必要です。




会場は満員につき、急遽となりの会議室も開放しました。

当初、受講予測していた人数をはるかに上回る先生方が出席しました。
毎日の診療で抱える問題の大きさが窺えます。





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