2015年12月10日木曜日

顎関節症

本日も歯科医師会主宰の研修会に出席しました。
内容は歯科大学附属病院顎関節症診療センターのセンター長による「顎関節症の最新治療方法について(基本編)」です。

顎関節症とは食事する際やお口を開けると顎の関節付近に痛みや違和感がある症状のことです。
状態が悪化するとお口が開けらない場合もあり、また肩こりや片頭痛や首の痛み、姿勢のずれや顎の関節から雑音がする等様々な症状が発症します。
その患者さんは年々増加傾向にあります。
オヤマ歯科でも軽度の病状を含めるとかなりの数の患者さんを拝見しています。

この病気の歴史は古く1823年に顎内障として文献が残されています。
原因や治療方法も長い時間、臨床研究が続けられていますが未だ完治には至りません。
その中で、現在世界的にスタンダードとなりつつある治療方法(基礎編)を学びました。

日本整形外科学会と日本腰痛学会がまとめた腰椎椎間板ヘルニアなどの腰痛ガイドラインも同じ傾向ですが、顎関節症ガイドラインも今までの病状改善を目的とした安静療法は回復を妨げ慢性化するため現在は積極的に筋膜を動かす治療方法に変化し始めているようです。



皆さん困っているのではありません(笑)。
治療のひとつ「自己ストレッチ」を実習しています。

これまでのオヤマ歯科クリニックでの顎関節症治療に大きな変更はありませんが、この自己ストレッチと自己マッサージを追加加療する予定です。

来年の2月には、この研修会の続きで応用編(難治編)があるのでまた受講を予定しております。


0 件のコメント:

コメントを投稿