2016年3月6日日曜日

災害医療訓練

午前8時30分 稲城市立病院の健診棟に多くの方が集まりました。
本日は南多摩医療圏のひとつ稲城市での緊急医療救護訓練がありました。

松崎病院長と医師会副会長の挨拶から始まりました。
そして本日の訓練の説明です。

午前9時30分 震度6以上の地震が発生(訓練開始)。
 
発災から1時間を経過して
少しずつ市民の方を搬送する車が到着してきました。

主に警察や消防署職員や地元消防団の方が搬送補助や人的整理をします。

緊急医療救護所の仮設テントの設置

この緊急医療救護所を指揮統括する災害対策本部は稲城市消防署3階に設置され、そこからは衛星電話を使って情報収集と各部門に指示がでます。

まずは医師会・薬剤師会・柔道整復師会・歯科医師会の
先生方で1次トリアージをします。

訓練ではありますが、エキストラの方は迫真の演技で患者役(市民役)をこなします。
妊婦の方、下肢骨折、顔面打撲、裂傷、意識不明、ショック状態、既に生体反応のない方、小児、外国の方、大騒ぎする方、頭部挫傷、腹部開放傷などなど。
ここでは、軽傷患者の(Ⅲ)緑区分と中程度の負傷者の(Ⅱ)黄色区分と重症患者(Ⅰ)赤区分と死亡された方(0)黒区分に振り分け各待機場所に搬送します。

赤十字社の方や看護専門学校の学生や地元自治体の方が誘導や待機場所でのサポートをして頂きます。

これ以降の医療処置は市立病院のスタッフにお任せいたします。

市立病院正面玄関前で2次トリアージ

その後、我々1次トリアージ班は残りの訓練の見学をしました。

医師会会長と歯科医師会参加メンバーで記念写真

最後は高橋市長と医師会会長の挨拶で終わりました。

訓練前にも何度が協議を重ねてきましたが、実際に訓練をしてみると数々の問題点や改善策の提案が見つかりました。
まずは、大きなはじめの一歩ですね。
そして本日外は寒かった。


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