今日も歯科医師会主催の講習会に出席してきました。
内容は「MRONJ/BRONJ対策 ~予防・診断から治療まで~」
医療関係者以外の方には何の事が分かりにくい演題ですね。
骨粗しょう症や癌治療に使われている一部の薬剤を服用している方に抜歯や顎骨手術などを行った場合、2~0.01%の割合で顎骨が壊死する場合があります。
整形外科などで骨密度が減り骨折予防でよく使われるBP(ビスホスホネート)製剤がこれに当てはまります。
最近ではこの薬を処方もしくは注射した際に「歯科を受診する時はその旨を伝えてください」と注意勧告していただけます。
やはり安全に歯科治療を行う場合、この薬を服用中もしくは注射している患者さんには特別な配慮が必要です。
ここでも医科と歯科の緊密な連携が必須です。
歯科医師会館2階ホールはほぼ満席です。
皆さん切実な思いで受講されております。
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本日ご講演頂いた教授など複数の有識者らが昨年取りまとめて報告した最新の「ポジションペーパー2016」(治療の動向と指針)では、このようなBP薬剤などを服用している方でも条件によっては積極的に歯科治療を行うべきと提言しています。
勉強になります。
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