2015年11月24日火曜日

DNA鑑定

オヤマは歯科医師会を通じて警察協力歯科医に登録しています。
管轄警察から身元不明のご遺体がでた際には、個人識別するために治療履歴などお口の状態を調べます。
また地震などの大規模災害時や大事故発生時などでも実働することを想定して研修会に励みます。

本日はオヤマの母校の法医歯科学教授の研修会です。

この個人識別には大きく分けて3つの要素があります。
まずは指紋鑑定と口腔内鑑定とそしてDNA鑑定です。
お亡くなりになられてまだ比較的時間が経っていない場合はまず指紋と口腔内での鑑定が優先されます。非常に有効的な識別方法ではありますが、どちらも生存時との比較情報がなければ成り立ちません。
そこでお亡くなりになって相当時間が経った場合や生前情報やご遺体が十分残されていない場合にはDNA鑑定となります。髪の毛1本だけでも毛根があれば十分に識別できるのですが、鑑定費用や鑑定時間がかかるので最終方法とも考えられています。

本日ご講演頂いた教授の教室では各都道県の科学捜査研究所(科捜研)でもしていないミトコンドリアDNA鑑定を実施している珍しい民間研究所という事でした。

とても勉強になりました。




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