学術講演会
本日も歯科医師会主催の学術講演会に出席しました。。
厚生労働省が公表する国民の代表的愁訴で常に上位を占める「腰痛」について整形外科の専門医の講話を聴き勉強しました。
我々歯科医師にとっても職業として悩まされており、また高校生から発症した椎間板ヘルニアの持病をもつオヤマにとっては切実な内容です(今年初めにはこれを起因とする坐骨神経痛で苦しめられました)。
腰痛には重篤な器質的(全身的病気による)疾患や神経症状を伴う特異的腰痛と明確な器質的異常や神経学的異常がない非特異的腰痛があります。
この特異的腰痛(全体の15%)の多くは治療方針が確立していますが、非特異的腰痛(全体の85%)は標準的な方法が無く、個々の医師に依存した判断が下され、ルーチン的なレントゲン撮影や鎮痛剤投与やコルセット装着や理学療法やマッサージなどの指示が漫然と行われているようです。
7年ぶりに改訂された腰痛診療ガイドライン2019では特に慢性期の非特異的腰痛には根治がなく常に対症療法を続けられているのが実情の様です。
整形外科に多くの治療履歴のあるオヤマにとっては分かっている内容でしたが改めて聞くとやはり残念でした。
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