歯科医師会としては今年度初めての研修会を実施しました。
講師は日本歯科大学付属病院副院長・小児歯科教授です。
学校の歯科健診では、虫歯や歯肉炎や顎関節や粘膜疾患や形成不全などの検査項目以外に発育異常や歯並びも拝見しています。
この歯並びの診断自体は決して難しいものではありませんが、その旨を保護者の方にどこまでお知らせするか非常に迷うところです。
確かに学校歯科健診要綱には明確な基準がありますが、臨床的にどこまでの歯並びの状態で要治療として勧告するのか、どこまでの歯並びの状態なら要観察(経過観察)のお知らせするのか健診する医師の裁量に委ねられます(実際には理想通りの正常な歯並びの児童は僅かしかいません)。
今回も平日の夜なのに多くの先生が拝聴されました。 |
診療室という臨床現場の治療勧告と、いわば公共の学校歯科健診の現場での治療勧告では全く意味が異なります。
本日の研修会の内容を今後の健診に役立てたいと思います。
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