診療を終え、歯科医師会主催(日野支部)学術講習会に出席してきました。
演題「こんなときどうする?」
副題「有病者の治療や偶発症への対応、針刺し事故予防とその後の対応」
NHKのEテレの子供番組みたいな演題ですが、内容は極めて真剣です(笑)。
神経系疾患(脳出血・脳梗塞・パーキンソン病・アルツハイマー型認知症・てんかん等)患者さんへの対応
循環器系疾患(高血圧症・心筋梗塞・狭心症・不整脈・心不全・心房細動等)患者さんへの対応
偶発症(誤飲・誤嚥・上顎洞穿孔・下歯槽神経損傷等)への対応
当然ですが、普段の歯科診療で配慮すべき内容でした。
また偶発症に関しては、出来る限りの予防や注意を払っても予見できない場合があります。
我々医療従事者には身が引き締まる思いで拝聴しました。
皆さん真剣です。 |
本日の講習会で一番心に残った言葉です。
受講された先生からの質問 「診療中の偶発症を防ぐ為に一番気をつける事は何ですか?」
講師の先生からの回答 「本音を申し上げると、開業医の先生方は本来夕方5時以降の外科処置は避けるべきです。その時間帯以降にもし偶発症が起こってしまった場合、救急処置を受け入れる病院(大学病院・公立病院などの総合病院)の医師は絶対数が不足しているので対応が不確実になります。まして24時間体制で急患患者を受け入れる病院は都内でも極僅かです。現実的な話ではありませんが、診療の安全だけを考えるなら5時以降の外科処置は控えたほうがよろしいでしょう。」
病院勤務の先生にとっては正論ですが、土曜日の夜9時まで診療しているオヤマ歯科にはとても難しい教訓です・・・。
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