2012年9月6日木曜日


都立小児総合医療センター講演会
 
 
都立小児総合医療センター主催の歯科口腔ケア講演会に出席してきました。
ここは平成22年に、前の都立府中病院敷地内に都立多摩医療総合センター(旧都立府中病院)と同施設内に移転併設された病院(旧都立清瀬小児病院と旧都立八王子小児病院と旧都立梅ヶ丘病院が統合)です。

多摩総合医療センターへと続くフロントフロアー。
今時の病院内にはコンビニやカフェやおしゃれなレストランが
当たり前の様にあります。


当然ですが二つの新しい病院が既存する建物はとても大きく、そしてきれいです。
施設内は患者エリアと職員エリアがしっかりとしたセキュリティーで分別されており、以前多摩総合医療センターの先生と医局でお会いする時、多分4つのチェック(IDカードと暗証番号)を通ったと記憶します。
病院から出る時は施設内が迷路みたいでかなり迷いました(笑)。
 

ここが小児医療センターの総合受付。
オヤマが子供の頃には想像もつかない空間です。
 


講演会のテーマは「口腔ケアについて ~口腔ケアと誤嚥・窒息~」。
講師は昭和大学口腔衛生学講座教授 向井美恵先生
 
医療や介護の現場で聞かれる「口腔ケア」ですが、内容から3つに分類されます。
①感染予防(口腔感染・呼吸器感染など)
②口腔機能の維持・回復(摂食・嚥下・構音機能の改善、味覚・触角・唾液分泌の促進)
③健康維持・回復(口臭改善、消化吸収の改善)
 
患者本位の医療の質と安全を保障するためにこれからは(医科・歯科連携を基盤にした)チーム医療・在宅医療の推進が急務との事でした。
 
また誤嚥と肺炎、誤嚥と窒息などが原因でご高齢の方だけでなく未就学児の死亡事故が毎年多く報告されています。
それを予防する為には十分な口腔ケアが必要となります。
我々歯科医師は普段の歯科診療だけでなくこういった多くの問題を少しでも改善すべく重大な職責を感じました。

 
講演会場の「講堂フォレスト」
講演会が終わった後に撮影したので、聴講された方は退席の準備中です。


実は本日、オヤマが所属する歯科医師会の来年度研修会に小児総合医療センターの小児歯科緒方先生にご講演の依頼をする目的もありました。
無事、快諾していただき一安心です。



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